タケハタのブログ

プログラマの生き方、働き方、技術について雑多に書いていくブログです。

資格試験で得られたもの

資格試験は意味がない?

ITエンジニアには国家資格、ベンダー系合わせて様々な資格が存在します。
僕もエンジニアになって最初の2〜3年の頃には、勉強して取得したものがいくつかあります。

ただ、どうしても資格はあまり意味がないもののように言われてしまうことも多いです。
「所詮は試験のための勉強」「実践では役に立たない」といった理由が多いですね。

しかし、個人的には今まで取った経験からいって、全くそんなことはないと思っています。
そこで、今回はその試験を受けて、資格を取得したことによって得られたもの、良かったことを紹介します。

昔取った資格たち

良かったことを説明する前に実績を。
取った順に並べてます。

  • 基本情報技術者
  • ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 11g
  • ソフトウェア開発技術者(現在の応用情報技術者)
  • ORACLE MASTER Silver Oracle Database 11g
  • データベーススペシャリスト

ORACLE MASTERはBronzeなら少し勉強すれば取れるくらい、Silverは1回落ちて2回目で合格してて、1ヶ月くらいちゃんと勉強しないと取れないくらいでした。

他3つの国家資格は、最上位のデータベーススペシャリストだけは合格率10%前後で難易度が高く、1回目は落ちました。
あとの基本情報、ソフトウェア開発技術者はいずれも20〜30%といったところですが、どちらもなんとか1回で受かりました。

全部エンジニアになって最初の2年くらいで取ったものですね。

資格を取って良かったこと

普通に勉強になる

まずはこれ。
基本的に座学のため、前述したように「所詮は試験のための勉強」と言われてしまうことが多いですが、それでも仕事に生きてくる部分は多くあると思っています。

例えば僕が初めて基本情報技術者の資格を取ったのは、まだエンジニアになったばかりの頃で、あまりにも全体的な知識がなくてヤバいと思い、幅広い分野を勉強できそうと思ったのがきっかけでした。
実際そのおかげで仕事上で周りが話している言葉を理解できることが増えた感覚が、当時ありました。

それに今でも技術の話をしている時に、割とナチュラルに理解できている内容でも、この頃学んだ内容がベースにあったりします。
(2進数とか論理演算とかネットワークの仕組みとかハードウェアの仕組みとか)

資格試験の内容自体が必ずしも直接的に業務で使うわけではないですが、これを知っていることによって他のインプットをする時の理解度を上げられる気がします。

あと、データベース関連の分野は特に勉強していたので、調査とかでとかでちょっと複雑なクエリ使わないと出せないような場合も、大体の構文とか機能を把握してるので色々な手段が考えられたりするのも強いです。

そして「試験」という明確な目標に向かって集中して何度も繰り返し勉強するので、すごく頭に残るのも良いですね。
ただ受かるためだけに暗記とかするのではなく、知識を付けようと思って勉強するのも大事です。

意外とスキルの証明として見てもらえる

冒頭に書いたように、僕が資格を取ったのはエンジニアになりたての頃でした。
その当時はSESにいて色々な現場を渡り歩いていたのですが、その都度面接(とその前の書類選考)がありました。

その時の経歴書としてはもちろん全然業務経験はない状態なのですが、資格の欄に色々と書いていることで、「おっ」って思ってもらえることは意外と多かったです。
少なくとも同じくらいの経歴の人の中ではプラスの判断要素として捉えてもらえたし、ちゃんと勉強してる人なんだなくらいには思ってもらえます。

データベースのチューニングとかが肝の案件で、「データベーススペシャリスト持ってるんだったら、まあ問題ないでしょう」と通ったこともあります笑

(会社によっては)給料が上がる

ベンチャー系の企業とかだとあまりないかもしれませんが、会社によっては「資格手当」といった形で給料に反映されることもあります。
あと受験料を出してくれる会社も多いですね。
僕が以前いた会社はこの両方がありました。

ちなみに資格を取り始めた時はこの制度がなかったので、本当に勉強のためだけに受けていたのですが、結果的にはその会社にいた期間に資格手当だけで相当もらったと思います。
勉強用の参考書とか、受験料とか実は資格取るのにも色々お金がかかるんですが、余裕でプラスになりました。

これは制度がある会社に限った話になってしまいますが、もし自分の会社でこういった制度があるけど「資格の勉強してもな・・・」と迷ってる人がいたら、勉強して知識が身に着く上に(受かれば)お金までもらえる得しかない制度なので、ぜひ受験してみることをおすすめします。

AWS 認定ソリューションアーキテクト 取ります

なんで今回この話を書こうと思ったかというと、久しぶりに資格を取ろうと思ったからです。
受ける試験は「AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト」。

aws.amazon.com

AWSについて基本的なこととかを、全体的に知っておきたいなと思い受けることにしました。
ちょうど会社の人たちと何人かで取ろうという話をしていたこともあり。
あと「re:Invent」ではこの資格を持っていないと入れない場所もあったりするらしいです。

どのレベルまで取るかは一回やってみて考えますが、とりあえずは一番下の「アソシエイト」を3月中に取りたいと思います。