タケハタのブログ

プログラマの生き方、働き方、技術について雑多に書いていくブログです。

【Kotlin初心者向け】KotlinでvarとMutableListを使わなくする方法

f:id:take7010:20211203090539p:plain Swift/Kotlin愛好会 Advent Calendar 2021 3日目の記事です。

最近Kotlinのコードレビューをしていて、色々と「Kotlinならこういう書き方ができるよ」という内容を見つけることが多くありました。
その中でも特に多かったのが、「必要のないvarやMutableList」についてのものでした。

そこで今回はKotlinらしいコードの書き方の一環として、varやMutableList(一部MutableMapも)を使ってしまいがちなケースと、それをなくしてvalやList(Immutable)で実装する方法を紹介します。

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Spring WebFluxとKotlin CoroutinesでJDBCを実行した時の挙動

よくSpring WebFluxでのリアクティブプログラミングや、Kotlin Coroutinesの話で、「JDBCの処理を呼ぶとブロッキングなので意味が・・・」という話がでてきます。
が、実際に動かしてどういう挙動になるのか、なにが問題なのかを説明しているものがあまりないのでまとめてみました。

Spring WebFluxとKotlin Coroutinesを使い、ノンブロッキングとブロッキングの処理を呼んだ時の違いや、それをJDBCの処理に置き換えた時の挙動などをスレッドの動きを見ながら解説します。

※ Spring WebFluxやORMなど各技術スタックの使い方の説明は割愛しています

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KotlessでKotlinのアプリケーションをAWS Lambdaにデプロイする

ちょっと個人で作ろうとしてるアプリケーションでLambdaを使おうとしていて、せっかくなのでKotlessで作ってみようと思っています。
そこで一旦導入してみたので、まとめておきます。

Kotlessとは

JetBrains社純正のKotlinのサーバーレスフレームワークです。

site.kotless.io

最新のリリースバージョンが0.1.6(0.1.7はbeta)なのでまだまだ開発中のものですが、KotlinConfやオンラインイベントでも紹介されていて、バックエンドで注目の技術スタックの一つです。
ざっくり言うと、Kotlinで書いたプログラムをGradleタスクでAWS Lambdaにデプロイしたりできるものです。

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GradleのマルチプロジェクトによるKotlin、Spring Bootでのオニオンアーキテクチャの実現

4月に発売した書籍「Kotlin サーバーサイドプログラミング実践開発」なのですが、この中で途中まで作っていてボツネタにした内容がありました。

gihyo.jp

それが「Gradleのマルチプロジェクトでオニオンアーキテクチャを実現する」というものです。
第2部で作成していたbook-managerというアプリケーションは、もともとこれを使って作成していましたが、途中でやめて現在の形になりました。

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知識のポートフォリオの管理は金融のポートフォリオの管理とよく似ている(達人プログラマーより)

半年前くらいに達人プログラマーの第2版が出ていたので、復習も兼ねて久しぶりに読んでいます。

www.ohmsha.co.jp

その中で以下のような内容がありました。

プログラマーが持っているコンピューティング関連の知識や、仕事の業務知識、あらゆる経験は「知識ポートフォリオ」として考えるのがよいでしょう。知識ポートフォリオの管理は金融ポートフォリオの管理とよく似ています。

-- デイビット・トーマス,アンドリュー・ハント. 達人プログラマー 熟達に向けたあなたの旅 第2版 (Japanese Edition) より

昔読んだ時はあまりピンと来ていなかったし、正直記憶に残ってなかった言葉でした。
しかし最近投資とかを初めて、このポートフォリオの作り方なんかも勉強したりしたので、すごくしっくり来るようになりました。
そしていい考え方だし、大事なことだなと思ったので簡単にまとめてみます。

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書籍『Kotlin サーバーサイドプログラミング実践開発』のこだわりとオススメポイント

書籍『Kotlin サーバーサイドプログラミング実践開発』を発売しました!

去る2021年4月、技術評論社様より書籍『Kotlin サーバーサイドプログラミング実践開発』を発売させていただきました!

gihyo.jp

そこで簡単にこの書籍の内容のこだわり、おすすめポイントをご紹介しようと思います。

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参加者視点から見たKotlin愛好会の良さ

Swift/Kotlin愛好会 Advent Calendar 202022日目の記事です。
(ちょっと遅れました)

Kotlin愛好会には初回からよく参加していて、もう2年半くらいになります。
たまに談義枠でも参加したり、技術書典で執筆したり、当時いた会社で会場提供という形で開催したこともあり馴染みのあるコミュニティです。

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